大切なものは、大切なものとして扱う

先日、ある問い合わせがありました。

企業理念や行動指針を社内外に浸透させるために、
毎月のカレンダーに載せたい。
どこか空いたスペースに言葉を入れられないか。
そんなに予算はかけたくない。というご相談でした。

企業理念や行動指針は、
その会社にとって、とても大切なものだと思います。
だからこそ、浸透させたいのだと思います。
では、どうしたら、その大切さが伝わるのでしょうか。


たとえば、一枚の写真、
どの写真が、大切にされているように感じるでしょうか。

無造作に引き出しから出してきた写真。
アルバムをめくりながら見せてくれる写真。
大切そうに出してきた額入りの写真。

そして、それを渡された時、どのような扱い方をするでしょうか。


私たちは、他の人の扱い方から、
それがどのくらい大切なものなのかを想像し、
自分もそれにならって扱おうとしないでしょうか。
無造作に扱っているものは無造作に。
大切そうに扱っているものは大切に。


企業理念や行動指針などを伝えるときも、同じではないでしょうか。
できるだけ予算をかけず、カレンダーの空いたスペースに載せておけばいい。
これで、相手に大切なものとして伝わりそうでしょうか。

企業理念や行動指針の大切さを伝えたいとしたら、
まず、自分たちが大切なものとして扱う。
そうすることで、「これは大切なことなのだな」と伝わっていく…。
私は、そういうものではないかと思うのです。

コストアップするかもしれません。
カレンダーという媒体で、
どう伝えるかを考えるのは簡単ではないかもしれません。
それでも、その大切さを伝えるためには
必要なプロセスのように思うのです。


「大切なものを大切なものとして扱う」。
そんなとき、デザインにできることは、いろいろありそうです。
その話は、また別の記事にしてみたいと思います。

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