企業カレンダーにとって、良いデザインってなんだろう。

デザインの仕事をしていると、
つい「デザインとしてよく見えるもの」を
つくりたくなることがあります。

カッコいい。
洗練されている。
デザインが凝っている。

自分が担当するなら、
せっかくならカッコいいカレンダーを、
と思う人もいるかもしれません。
私たち自身もデザイナーとして、
そういう気持ちは、常に心の片隅にあります。

でも、企業カレンダーをつくるとき、
その気持ちが邪魔になることがあります。


デザインそのものを評価してもらうことが、
目的ではないからです。

また、デザインというと、
「凝ったほうが良い」
「カッコいいほうが正しい」
と思われることもあります。

でも、
何もしないように見えるくらいのほうが長く愛されたり、
ちょっと垢抜けないほうが、
その会社らしさが伝わったりすることもあると思うのです。


美味しいラーメンを想像してみてください。

シンプルなラーメンもあれば、
トッピングがいろいろ載っているラーメンもあります。

そこにもう一つトッピングを加えるか。
それとも減らすか。
やっぱりこのままでいいのか。

どれが良いのか、
きっと、考えて盛られています。


企業カレンダーも、
似ているように思います。

何を載せるのか。
どうして載せるのか。
どうして、そのサイズなのか。

そのデザイン上のあしらいは、
本当に必要なのか。
邪魔していないのか。

自社のカレンダーとして、本当にこれがいいのか。

そして何よりも、受け取った人に喜ばれるのか。

凝ったデザインや
カッコいいデザインに惹かれたときに、
一度立ち止まってみるのも良いかもしれません。

目次